私たちの肌は、紫外線など外部からの刺激から肌を守り、肌から水分が蒸発しないように働く“バリア機能”を持っています。
その“バリア機能”の一つに、セラミドと呼ばれる成分があります。
セラミドは、角質層内にあって水分を蓄える働きをし、潤いのある肌に欠かせない役割を受け持ちます。
そのような肌の潤い状態を知るための要素の一つとして、TEWL（Trans Epidermal Water Loss [経皮水分蒸散量]）という評価値があります。
これは皮膚から蒸散する水分量を表しており、この値が大きいということは、加齢やその他の要因でセラミドが減少し、肌に潤いが少なくなっていることを意味します。逆に、この値が小さければ、皮膚内の水分が逃げにくい状態＝セラミドが保たれ、潤いのある肌状態を意味します。
このTEWLを測定するのが「蒸散水分計TEWL」です。
直接、蒸散水分量を測定することで肌の状態を知り、ケアが必要なお客様への早めの対応が可能になります。